男性女性問わず、頭痛は本当に嫌なものですよね。
当院の様な整体に限らず、東洋医学やマッサージ、カイロプラクティックなどの民間療法に来て下さるお客様のほとんどは、病院などの医療機関を受診しても「大きな異常なし」で、つらいようなら「痛み止め」を出しておきますね~で診察が終わってしまい、「結局何もしてくれない!」とおっしゃられます。
でも、病院での検査はとても大事です。
頭痛はとても怖い怖い病気のサインかも知れないからです。
でもでも、そうでなかったら、それでお終いなの?
そのご不満もごもっともだと思います。
でもでもでも、
それって要は「役割」が違うのです。
病院は致命的な症状を治療し救済する尊い場所で、致命的でない症状は、極端な言い方をすると、そもそも対象にしていないのです。
ですから、病院で大きな異常なし~痛み止めを~と言われたら、むしろ喜んでください!
病気ではないのですから、なにも心配はいりません。
お気軽に当院をお尋ねくだされば、必ず何かのお力になれます。
参考までに昨日、続けてご来院頂いた3名の患者さんの例を少しご紹介いたします。
面白いことに、この3名様は、全くご縁のない別々のご来院なのですが、ほとんど一緒の症状で、同じような過去歴(通院された病院は別)をお持ちでした。
お悩みでご来院頂いたのに申し訳ないのですが、連続でしたので少し面白かったです(^^;
①40代女性 練馬区 南大泉 からのご来院。
②50代女性 練馬区 関町北 からのご来院。
③60代男性 練馬区 上石神井 からのご来院。
ご年代も連続してますね。
施術の流れ
初めに。
お3人さま共に、右の側頭部から目の奥にかけてつらい片頭痛がある(来院時はピーク時よりマシになっている)状態。
症状が酷いときは左側を含めて、頭部全体が締め付けられるように痛むことがあるが、多くはない。
ここ十年ほどは月に数回、主に右側の片頭痛に悩まされてきた。
慢性的に両肩の重みと背中の痛みがあり、首を動かすと左右の首の根本(肩甲骨の上部付近から背骨にかけて)が痛む。
左腰の腰痛もある。
低気圧で辛くなることも多いが、いつも関係している訳ではない。
病院で何度か診てもらったが、大きな問題は見つからず、痛み止めを処方され飲んでいたが、段々と効かなくなってきている感じがしていて、怖くなって今は何もしていないとのお話。
以下、僕の個人的な見解も含みます。
痛みとは、体の発するサインです。
それは頭痛も同じです。
その痛みは神経が感知して脳で自覚します。
その仕組みは、痛み以外のあらゆる人間行動に共通です。
少し話がそれますが、その神経の「働きを抑える」お薬の常用って、良い事でしょうか?
処方してくれたドクターの指示は守りましょうね。
話を戻します。
頭痛のケアとは、痛みのサインの発信元を丁寧に探して、サインを出さなくても良い、せめて減らせる「余裕」を心身ともに持つことが、最も重要なプロセスだと思っています。
普段の疲労、痛み、重さ、それは体のどの部分に生じていても体の余裕を奪い、心身の緊張を生みます。
僕が口癖のようによく言う事ですが「体は一つ。私は一人」です。
どの部分も私であり、大切な一つ、一体のお体です。
近視眼的な理屈先行で、頭部のこの神経が…この筋肉が…とするのではなく、まずはお体全体を一体としてとらえて施術を行い、心身の全体の余裕を取り戻す事を優先して施術をさせてもらいました。
そうして全体のユガミやヒズミをケアした後に、頭部の施術を行う。
全身を一つとして施術し、改めて患部にフォーカスして点検し直すわけですが、そうすることでより一層患部の緊張がとれ、患部を含めたお体の「余裕」が生まれます。
つまり 余裕>負担=頭痛の改善 という公式で施術を行っています。
この負担の中身は、気圧でも家事でもディスクワークでも、大きな違いはないと考えています。
特にこの3名様は病院での検査を経ています。
確信をもって骨盤、背骨周りから、足部、肩部をケア(ボキボキはしていません)した後、頭部の施術を行いました。
頭部の施術は主に筋膜のリリースと、骨関節の調整です。
結果、3名さま共に笑顔でお帰り下さいました。
今後の経過は3名さまで違いが出るのか分かりませんが、僕の手ごたえとしてはマズマズでした。