腰痛について。本日も東久留米や、練馬区南大泉、石神井台、関町北、関町南から、多数のご来院ありがとうございました。

脊柱管狭窄症

本日も、頭痛や腰痛、肩の痛みや猫背矯正などで、東久留米や練馬区南大泉、石神井台、関町北、関町南から、多数のご来院ありがとうございました。

今日は頭痛に次いでご相談の多い腰痛について少し書かせてもらおうと思います。

ちょっと長くなってしまいますが、飽きずにお付き合いくださると幸いです。

よく腰痛でお悩みの方から、私「脊柱管狭窄症」なのですが、治りますか?と、聞かれます。
しかし、僕は神様ではないので、「ハイ、治りますよ!」と即答することはできません。

お悩みの皆さんには今更説明の必要もない脊柱管狭窄症は、
いわば難治性の腰痛のチャンピオンです。

全国の医療機関や施術家が全力で対応にあたっています。

腕自慢やセールストークにもってこいの症状です。
私「は」治せます。「これ」をやれば治ります。
といった軽薄な情報が、ちょっとネットを検索するだけで山の様にわいてきます。

でも確実に、簡単に治る方法があるのでしたら、
今このブログを読んで下さっている「あなた」は、悩んではいないはずですよね(苦笑)
怪しげな情報も氾濫していないはずです。

「脊柱管狭窄症」との診断をしてくださったドクターだって、治せるならとうに治しています。
科学に裏打ちされた、現代の先端医療が確実な結果を出せない。
オペをしたのに……なんてお話は、身の周りに溢れかえっていることでしょう。

病院のドクターたちは本当に尊敬できる素晴らしい存在です。
基礎能力も勉強量も、人類が研磨してきた医術、知恵の結晶の担い手として相応しい方々です。
国家が責任をもって育成した唯一無二のエキスパートの皆さんです。

ですが、「患者さんの求める結果」を確実に出すのは難しい状況ですよね。

僕が懇意にさせて頂いているドクターも、よく愚痴っています。
「狭窄」は「老化現象」なんだから、「元通り」にしろって、「若返らせろ」って事だし、困るよ、と。
ここに、僕は「脊柱管狭窄症」のワナの様なものがある気がしています。

今後も科学技術は日進月歩で発展をとげ、その成果は間違いなくドクターたちの手で患者さん達に還元されるでしょう。
もちろん脊柱管狭窄症への対処もそれに含まれ、いずれはドクター達の手によって、この世から無くなるはずです。

しかし、今はそれが「十分」ではない。

でもそれって、治療に不満をお持ちの患者の皆さんも、最初から承知なのでは?
日々の臨床の中で、そう思うのです。
整骨院に入る前、クリニックに勤めていた時から思っていました。

責任感が強く、まじめで誠実なドクターの仰る「求める結果=元通り=若返り」は本当は求められていないのでは?
だから、病院で治らなかったものが治った!なんて情報が走り回り、
無責任に「だから医者は…」なんて嘯く施術家が後を絶たないのではないか、そう思うのです。

「治る」=「若返る」ではなくて、

近所のスーパーにお買い物に行く距離なら杖がいらなくなった!とか、
ハイキングコースを踏破するのは無理だけど、麓の温泉地でブラブラお買い物を楽しめるようになった!とか、
手を繋いでの孫の送り迎えぐらいなら問題なくなったよ!とか、
15分ぐらいなら社交ダンスが踊れる様になったのよ!、とか……

日常生活のチョッとした改善、もう少し不自由なく…といった要望が=「求める結果」なのではないのですかね?

真面目に、実直に治す=元通りと、責任をもって対処をしようとし、
それが転じて、「これ以上は良くならないので…」と距離をとってしまう。
そこから色々と話がややこしくなってしまっている気がしています。

先進知識で病気(狭窄やヘルニアなど)を責任をもって取り除く「治療」を提供するドクターとは異なり、
僕ら伝統医療は、現代のドクター達の知恵も借りながら、先進医療の無かった頃からの知恵と技術、
つまり病気との付き合い方を提供するのが使命です。

上手く付き合えば、やりたくても出来ないことが減り、不自由も減って生活が豊かになります。
治し方ではなく、付き合い方を提供し、症状の緩和を目指します。
そしてそれが更にうまく行けば、変に症状を意識しなくてもよくなります。

つまり提供しているものが違うのですから、
病院に求める、或いは根治を使命とするドクター達の「治る」は僕には提供できません。

ですが僕が考える「求める結果」と同じものをお求めでしたら、確実に提供できます。

ですから僕が考える「脊柱管狭窄症が治りますか?」の答えは、

「狭窄」そのものを「治す」のは医師の先生方のお仕事です。

ですが、そのお体や症状とどう付き合うのか?

今より楽に、今より遠くへ、今より楽しく、

それをお求めであり、それを「治す」と表現しても良いのでしたら、

「得意分野です!」とお答えします。

治るかどうかは、一度お試しください!と。

ちょっとズルい結論ですかね(^^;

でも、自信があるのは確かですよ!

長くなりそうですので、症例はまた次回にでも。

 

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